私たちの研究室では、これまでの研究において、生体における鉄恒常性の維持機構やHippo細胞内シグナルによる細胞運命の決定機構、免疫応答を介した腫瘍の排除機構などを明らかにしてきました。これらの基礎医学研究によって得られた知見をもとに、からだの恒常性を維持する仕組みを分子レベルで理解するとともに、未来医療の礎を築くような革新的治療法の開発をめざしています。
鉄代謝恒常性の破綻は個体発生や組織の生理機能に異常を引き起こします。
Hippo経路は多彩な生命現象に関わりますが、その全貌は未だ謎のままです。
宿主のがんに対する免疫応答は、がん細胞と腫瘍微小環境の相互作用により制御されます。