ユビキチン化による鉄代謝制御


鉄は生命活動に必須な微量金属である一方で、その過剰は活性酸素を生じ細胞毒性を有するため、生体内における鉄代謝は厳密に調節されています。私たちはこれまでの研究で、鉄代謝の恒常性がユビキチンリガーゼFBXL5によって保たれており、その破綻は個体発生や幹細胞機能、細胞分化、および様々な臓器の生理機能に異常を引き起こすことを明らかにしてきました。歴史ある鉄代謝研究ですが、未だに多くの謎が残されており、現在は新しい鉄代謝ネットワークの描写や免疫応答における鉄代謝の役割を中心に研究を進めています。

東京科学大学 総合研究院

難治疾患研究所 病態制御科学研究部門

細胞動態学分野

 

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